サンゴ礁に住む生き物たち🐠〜クマノミの仲間〜
- 2018.07.04
- サンゴ礁に住む生き物

サンゴ礁に住む生き物たち🐠【第1回】クマノミの仲間
✈️Island Hopping⛵️
☞飛行機や船を使って、島から島へと渡り歩きながら旅をすること🏃♂️
こんにちは、タニヤンです🙌
僕のライフワークは、Island Hopping⛵️つまり、島旅です✈️
Island Hoppingツアーで出会う人々、自然、生き物、風景はすべて一期一会。
そんな一期一会の島旅で僕が出会った素晴らしい風景や、美しい自然、可愛い生き物達を紹介していきます。
是非、最後までお付き合いください。
今回は、サンゴ礁に住む生き物を取り上げます🐠
【1】クマノミの仲間
まず第1回目は、この子達にしましょう☺️
「クマノミ」で〜す😆👍
クマノミといえば、映画「ファインディング・ニモ」で一躍有名になったあの魚です☟🐠 ※画像はWEBから転載※
クマノミは、スズキ目・スズメダイ科・クマノミ亜科に属する海水魚で、インド洋・太平洋などの暖かい海に生息しています☺️
英語名は、「アネモネフィッシュ(Anemone Fish)」といいます🌈
せっかくの機会なので、クマノミがどんな魚なのかを、簡単に知っておきましょうね☺️
さて、クマノミと言うとすぐさま「カクレクマノミ」が頭に浮かびがちですが、実はこのクマノミという魚、
その仲間を含めると、世界に28種類もいるって知ってました❓😅
日本だけでも、
①クマノミ
②ハマクマノミ
③カクレクマノミ
④セジロクマノミ
⑤ハナビラクマノミ
⑥トウアカクマノミ
と6種類が生息しています🇯🇵
「ニモ」のモデルとなったのは、この中の「カクレクマノミ」だと言われています🐠
※正確には、オーストラリアのGBRでよくみられる「クラウンアネモネフィッシュ」らしいですよ※
【2】日本でよく出逢えるクマノミの〝見分け方〟
ここで日本でよく出逢える、①〜③のクマノミの〝見分け方〟を伝授しましょう👍
覚え方は、「1ハマ、2クマ、3カクレ」です♪
非常に語呂が良いので、覚えやすいと思います✨
これは、クマノミの体にある白い帯模様の数で見分ける方法なんです☺️
まず、白い帯模様が1本なら、それは「②ハマクマノミ」です!
写真は、沖縄本島と西表島出会ったハマクマノミです👍☟(拡大できます)
1枚目の左側の大きい子がそうです🐠この子はメスで、産卵が近いので体の色が黒ずんできています🙌その下はハマクマノミの幼魚です🐠
幼魚の時は、目の後ろの太い白帯の他にもう一本細い白帯が走っていますが、体が成熟するにつれて次第に消えていきます🙌
次に、白い帯が2本なら、それは「①クマノミ」です!
写真はWEBから画像をお借りしました💦☟
あしからず💦
本来ならこの2本帯の「クマノミ」が最もポピュラーで、一番北に生息範囲を伸ばして来ている種類です🐠
千葉県以南の太平洋沿岸で見ることができるそうですよ👆
そして、白い帯模様が3本なら、それは「③カクレクマノミ」です!これが「ニモ」です✌️😆
下の写真は僕が観察に行く、石垣島の「カクレクマノミ」のファミリー📸👍
☟(拡大できます)
2枚目の写真の上、一番大きいのが「メス」です🙌
体が黒ずんできています。これは、産卵が近い証拠👆
その下にいるのがパートナーのオス、そして奥にいるのが幼魚です☺️
クマノミの世界では、一家の大黒柱は「お母さん」と決まっているんですって💪🐠
以上が、よく見かけるクマノミの「見分け方」でした👍
予備知識として知っておくと、夏休みの海水浴やシュノーケルがより楽しくなりますよ🏖
家族で海に行ってクマノミを見かけたら、「1ハナ、2クマ、3カクレ」♪
これを思い出してくださいね☺️✨
【3】クマノミとイソギンチャクのパートナーシップ
これも「ファインディング・ニモ」の映画ですっかり有名になりましたが、クマノミの仲間はイソギンチャクと一緒に生きています🐠というより、イソギンチャクの中に住んじゃってます🏠💦
なぜだと思います❓
実はクマノミは、魚のくせに泳ぎがあまり得意ではないんです😅笑
ですから、大型の魚に目をつけられると、あっという間に食べられちゃうんですね〜💦
だから、体内に毒を持つ「イソギンチャク」に守ってもらいながら、その周辺だけで生活しているんです🏠
クマノミはイソギンチャクに攻撃されない特別な物質を自分で作りだし、それで体をコーティングしていると言われています🐠
ですから、イソギンチャクの触手の中でも平然と生きていられるんですって〜❗️
すごくないですか⁉️😆
では一方のイソギンチャクは、なぜわざわざクマノミを〝住まわせて〟いるんでしょうか❓
これにも、ちゃ〜んと理由があるんですよ👍☺️
実は、イソギンチャクは生きる上で「2つの弱点」を持っています💦
まずサンゴに張り付いているので、イソギンチャクは移動ができません🏠
ですから、波や潮の流れがない時に、新鮮な海水を得ることが意外と困難なんです💦
また、イソギンチャクは、体の中に〝褐虫藻〟という植物を飼っていて、そいつらが光合成をして栄養分を作り出し、それを分けてもらって生きています🏠
ちなみに、サンゴもイソギンチャクの仲間なので、同じようにして生きています👆
そのため、 ②太陽光が届かないと死んでしまうんです💦
この2つの弱点を補ってくれているのが、他でもない居住者の「クマノミ」というわけなんです🏠
一体どういう事かと言うと、まず、クマノミが触手の周りを頻繁に動き回ることで海水がかき回され、酸素を含んだ新鮮な海水を得ることが出来るようになりました☺️
そして、クマノミが、自分の住居であるイソギンチャクに接近する多くの生物を追い払ってくれるため、イソギンチャクは敵を気にせずやすやすと触手を太陽に向かって伸ばすことで、十分な光合成が出来るようになったのです🙌
また、クマノミが獲ったエサのおこぼれが得られることもあるし、クマノミの排泄物も栄養分となるので、
イソギンチャクからしたらクマノミは、まさに理想的なパートナーなんです🤝☺️
以上、クマノミの簡単な生態でした〜🐠✨
わかりました〜❓❓🤔
わかりにくい箇所があれば、コメントください👍
【4】まとめ
①ひと口にクマノミと言っても、世界中に28種類もいて、実はそれぞれ模様が違う🙌
②日本でよく出逢う事ができるクマノミの見分け方は、「1ハマ、2クマ、3カクレ」♪と覚える☺️
③クマノミはイソギンチャクと上手に共生している🤝
最後に、おまけで動画を載せておき〜す👍
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